【発根管理】アガベユタエンシス・エボリスピナ

アガベユタエンシス・エボリスピナ

今回はアガベ種の中でも熱狂的なファンが多いエボリスピナについて、

私の発根管理方法をお伝えさせていただきます!

エボリスピナの発根管理は比較的難易度が高いと言われてますが、

無事、土耕栽培で管理で発根させることに成功しました。

その際に試した発根管理方法を記載いたします!

用意するもの

・新鮮な株

・カッターナイフ

・オキシベロン(発根促進剤①)

・メネデール(発根促進剤②)

・ベンレート(殺菌剤※粉末のもの)

・ルートン(発根促進剤③※粉末のもの)

・粉末を塗布する際のはけ(100均の化粧筆など)

・サーキュレーター

発根するまでにしたこと

1.株の選び方

今回購入したエボリスピナはヤフオクで購入しました。

まとめて同じタイミングで何株も出している業者の方から購入しましたので、

自分の好きな形を選べばOKです。

私が住んでいる付近には同種のベアルート株を販売していなかったため、

仕方なくネットから購入しました。

やはり自分の目で見て、購入する形が最も良いです。

ネットだと株が新鮮なのか、害虫に侵されていないのか等、判別するのは難しいです。

なのでヤフオクの評価が比較的高い業者から購入するようにしてください。

私は今回葉先が広がっておらず、詰まった株を選びました!

発根管理

発根管理は下記手順で行いました。

①株の根本部分の古い根を切る。

購入時の株は古い根が残っている場合がほとんどだと思います。

まずはこの古い根をカッターなどで切っていきました。

切る前にカッターの刃先をライターで温めて、新鮮な断面が出てくるまで株の根本を

切り進めます。ただ発根リセットできるように、切りすぎないように

気をつけてください。

②オキシベロン(100倍希釈)に24時間浸す。

私は写真のビーカー(1000ml)を使用していますので、オキシベロンの量は10ml

オキシベロンのキャップが一杯8mlなのでいつも1.25杯分入れるような形で

オキシベロン液を作ってます。

作ったオキシベロン液に24時間根元部分のみ浸します。

※株全体ではないのでご注意ください。

③よく乾燥させる。

よく乾燥させる。

オキシベロンに浸した株を取り出して風当たりのいい場所に移動させ、

根本部分をよく乾かします。

ベンレート、ルートンを塗布する。

市販のベンレート、ルートン(どちらも粉末)を1:1で混ぜ、

筆(私は100均の化粧筆を使用してます笑)で根本部分に塗布していきます。

※この際全体に万遍なく薄く塗り広げるようにしてください。

厚めに塗ると発根を阻害してしまう可能性があります。

軽く息を吹きかけて厚く塗ってしまった部分の粉末を飛ばすようにしてください。

⑤薬剤塗布後、用土に植え込み。

粉末塗布後の株を用土に植え込みます。

その際水捌けの良い用土を使用することが重要になってきます。

※私は赤玉土(硬質のもの):日向土:ゼオライト:くん炭=3:1:0.5:0.25の土

を使用してます。上記配分にこだわる必要はありませんが、できるだけ水捌けの良い

土を使用する必要があります。ホームセンターなどで塊根植物用の土などが売ってい

るので、そちらでも代用可能です。

用土への植え込み後、塗布した薬剤を効かせるために24時間そのまま置いておきます。

⑥水やり

植え込み24時間が経過したら、いよいよ水やりです。

まずは微塵などの細かい砂を落とすために水道水をたっぷりかけます。

鉢底から茶色い水が出なくなるまで水やりした後、

メネデールの100倍希釈水を全体にかけます。

※メネデールのキャップは一杯が10mlなので、1000mlの水にキャップ一杯で私は水を作ってます。

⑦保温&乾燥

いよいよ発根管理ですが、発根管理する上でとても大切な2つの要素があります。

温度です。私の場合は下記条件で管理してました。

室温は20℃〜30℃

小型サーキュレーターを常時首振り使用。

・昼の室温は25~30℃あたりとし、夜は20℃くらいで管理してました。

同種は夜の気温が下がるような気候を好むため、発根管理中もできる限り

その環境を作ってあげるようにしてました。

昼と夜で寒暖差をつけてあげると発根確率が上がります。

・小型のサーキュレーターを首振りで使用し、用土が早く乾くようにしてました。

特にユタエンシスの系統は、アガベの中でも高音多湿が苦手なため、

できるだけ早く用土を乾かすようにし、乾いたらまた水やりを繰り返してました。

発根完了

発根管理を1ヶ月続けたのち、根本を確認すると無事発根してました。

発根管理中は発根しているのか非常に気になりますが、

私の経験則上、発根管理開始から1ヶ月は鉢から出さず、

様子を見た方がいいと思ってます。

※見たい気持ちは非常によく分かります、、、、

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