【育成失敗】カイガラムシにやられた「モンソニア・ヘレー」

育成失敗

基本園芸は楽しいことがばかりですが、うまくいかないことも多々あります。

その中で今回は私が大切にしてきた「モンソニア・ヘレー」カイガラムシの被害にあったことを記事にしていきます。

モンソニア・ヘレーとの出会い

モンソニア・ヘレーはいわゆる冬型コーデックスの一種であり、和名で「竜骨城」といいます。

そんな名前に見劣りすることなく、幹には鋭い棘が数多く生えていますが、対照的に”ファサファサ”した盆栽チックで和を感じさせるような葉を生やすのが特徴の植物です。

私が出会ったのは岐阜県にある植物屋さんでしたが、この独特な見た目に一目惚れしてしまい、衝動買いしました。

購入した直後に撮った写真です。

葉が生茂り、白い花もたくさん咲いて、毎日眺めていても飽きないお気に入りの植物でした。

私の失敗エピソード

次に私が失敗したと感じているエピソードを3つ紹介します。

①トゲに服を引っ掛けてしまい、落下させてしまったこと。

②水やりの頻度が少なすぎて、乾燥させすぎたこと。

③日々の観察を怠ったこと。

【失敗①】トゲに服を引っ掛けてしまい、落下させてしまったこと。

上の画像の通り、植物始めたての頃は窓際に植物を置いてました。

普段通り植物鑑賞をしていた際、振り返った際にトゲに服を引っ掛けてしまい、そのままベッドに転落。2本ほど幹が折れ、根もほとんどがちぎれてしまいました。。。

再度植え替えし直しましたが、落下させた数日後から元々あった葉が徐々に黄色くなり、落葉するようになったのを覚えてます。

植物にとっては大ダメージで、かなりの体力を使わせてしまったと反省してます。

【失敗②】水やりの頻度が少なすぎて、乾燥させすぎたこと。

植物を育てる際に私は様々な情報源から、育成方法を学んでました。

その中で私が最も意識していたのは、植物を可愛がるあまり水を上げすぎてしまい、「根腐れ」してしまうことでした。

無知な私は①の失敗で葉が落ちてきたことから、休眠期に入ったのかと思い、水をかなり辛めにあげてしまいました。

そうするとみるみる内に葉が黄色くなり、どんどん落葉していきました。

【失敗③】日々の観察を怠ったこと。

私は落葉が始まったことを休眠期だと勘違いし、日陰の涼しい場所に置いて管理してました。

そして休眠中だと思っていたがために、毎日観察することもなく、水も気が向いたらら、根が枯れない程度にあげるという形でやってました。

ただ冬型の植物なのにどんどん元気をなくしていくへレーを見て、念のため購入した植物店に持ち込んで見てもらったところ・・・

「カイガラムシが大量についていて、樹液を吸われている状態」と教えてもらいました。

正直かなりショックでした。。。害虫への危機管理意識があまりに薄かったため、私は全く気づくことができました。

ちなみに今回のカイガラムシは「カツラマルカイガラムシ」という種類かと思われます。

下記がカイガラムシの付着した幹の写真です。※苦手な方は閲覧注意





カイガラムシは昆虫のような見た目をしていると勝手に思い込んでいたため、私は幹の一部かとずっと勘違いしていたのです・・・・。

本当に無知は罪だと思わされました・・・。

カイガラムシの処置

幹全体に大量発生したカイガラムシへの対処は下記の通り行いました。

①歯ブラシでカイガラムシを除去

②薬液にドブつけ

③適度な水やり

ヘレーはトゲが多く、歯ブラシでの除去もとにかく大変でしたが、まずは歯ブラシで全体のカイガラムシを取り除くように努めました。

その際に市販のオルトラン水和剤を溶かした液体を歯ブラシにつけて、カイガラムシを擦り落とすようにしました。

今回のカイガラムシはすごく頑固に寄生していたため、とにかく磨くのに苦労しました・・・・・。(磨くというよりは、こそぎ落とすに近い感じでした。)

歯ブラシで磨いた後は、ベンレートの粉末を溶かし込んだ水に1時間程度つけ、幹全体が乾いたら、ルートン(発根剤)を根本に塗布し、オルトラン(粉末タイプ)を入れて、植え込みました。

その後は2日に1回の頻度で水やりを行いました。

しかし・・・・現在は下記画像の通り、葉は全て落ちており、数カ所の枝は水分を含んでおらず、心なしか株全体が柔らかくなっているような状態です。

葉は全て枯れおち、新たに芽吹く様子もありません。

もしかするともう以前のようには復活してくれないのかもしれません・・・・。

ただ既に6月で気温も上昇してきていることから、休眠期に入っているだけなのかもしれないので、一度水やりの頻度を根が枯れない程度まで下げ、秋頃まで一度様子見することにしたいと思います。

今回の失敗からの学び

今回の失敗を受けて、自分の中で下記が大切だと思いましたので、今後の教訓として下記に刻んでおきます。

・植物の特性をよく把握する。

・定期的に株を細かく観察し、記録に残す。

・代表的な害虫の姿形を知り、普段から予防策を講じる。

上記の中でも特に定期的に株をよく観察すること。これが最も大事だと思います。

植物の購入時点での写真は必須、その後は一週間おきに変化がないかをこまめにみていこうと思います。

特に葉に変化を感じた際は、よく株全体を観察した方がいいです。

今回取り上げたヘレーは私が一目惚れで衝動買いした株でした。

購入時は全く育て方も調べておらず、今思うと、自分の中で管理が甘かったなと反省してます。ただまだ諦めることなくこのへレーを見守っていきたいと思います。

失敗を糧にまたより豊かな園芸ライフを遅れるように精進してまいります!

今回の記事が皆様のお役に少しでも立てれば幸いです。

コメント